加藤様 -群馬県前橋市-
2006/07/22
CK-1を使用してみました。
本日CK-1が届きましたのでさっそく部屋に設置いたしました。一聴してその変化を認めました。
・音がとても滑らかでクリヤーになる。
・音場が豊かに拡がる。
・全帯域で音の抜けが良くなり、音楽が生き生き表現されます。
同梱のパンフレットのことば通りだと思います。私は現前にステージが広がるような再生を一つの目標としてやってきて、ある程度近づけたかなと思っておりました。ところがこのジェネシスサウンドCK-1のもたらしたものは、それとは別次元のもののようです。
オーケストラがステージに広がっているイメージは消えてしまいました。音楽の演奏の中に自分が入り込んでしまったような感じになるのです。映画を観ているのではなくて、映画の主人公になってその中にいる・・・といったらいいんでしょうか。不思議な感覚ですね。
あまりにも自然であって、限定されたリアルさを求める向きには物足りないと感ずる人もいるかも知れません。私には楽器の質感や歪み感のない再生を何よりも大事に思っていますので、好ましい変化です。
空気感が変わった印象です。ふつう音楽を楽しむという表現をしますが、今回は新たに音楽を経験するという方がいいように思います。
ともかくいいものを有り難うございました。
ちなみに私のオーディオ装置を置いてある場所は、寺の本堂の外陣です。金色のピースを天井に貼るのには苦労いたしました。
貴社の他製品と重複して使用することに、干渉とか過剰になるとか不都合はないのでしょうか。お聞かせいただければ幸いです。
それでは ご報告まで。
2006/07/27
TK−1を使用して
昨日の夕方(26日)、TK−1が届きました。さっそくスピーカーにセットして聴いてみました。昨日と今日の感想をご報告します。
前にご報告したように、CK−1を部屋にセットしただけ状態の音は、ともかくなめらかに柔らかく聞こえてきます。いいんだけれども少し粘度が高い、重いかなという感じでした。
それがTK−1をセットした後の音は、スピード感がまるで違います。密度の高いきめの細かさと解像力が両立した再生になり、自然な音楽が再現されています。驚きました。重さは消えています。いいですね。
あまり言葉を費やしても、これらの効果について表現しつくせないです。ただ私の実感はCK−1とTK−1は両方使うべきだということです。
他に使用された方の感想はどんなものが寄せられているのでしょうか。知りたくなってきました。
今後とも製品の開発をすすめられ、私どもに提供していただけることをお願いいたします。今回はありがとうございました。
2006/08/05
先日、資料をいただきました。ざっと目を通した段階ですがバリエーションが多岐にわたるようで、現時点を少し詰めた上でそれらについては試みようと考えています。
最初にセッティングしたのはTK−1はバッフル面の上と下、HK−1はタンノイの同軸ユニットの上と下、それに高域用のディナウディオのユニットの上と下に貼り付けた状態です。いわゆるマニュアルどおりですね。
この状態での再生はほぼ満足のいくものですが、ややシャープさが勝るようです。解像力もあり緻密さもあって、なおかつもう少し甘い音色にならないものかと思いました。そこで高域ユニットのHK−1を外して聴いています。でも、もう少し・・・というところです。
音場のコントロールや再生機器の能力を十全に発揮するために有効な貴社の製品群だと実感します。しかし、自由自在にどんなふうにもなるというのではなくて、ある方向性をもったはたらきをするように感じました。
そこで質問なんですが、CK−1をダブルで使用するのと1セットで使うのとどのような違いがあるのでしょうか?金色のピースは中央付近(私は天井にセットしています)を外れるのは具合がわるいでしょうか?今はオフセット状態です。
CK−1との因果関係は不明なんですが、本堂で読経の時以前より少し発声が押さえ込まれるように感ずることです。私はマイクを使ってスピーカーから補助的に読経をアシストしているのですが、スピーカーから声帯へのフィードバックがより強く効くからかもしれません。
エネルギー感は現状でも十分だと感じられます。TK−1は実にすごいですね。そこで私は音色のコントロールができたらいいなと思います。具体的にはヴァイオリンのE線の音色が突き刺すような音ではなくて、むしろつまり気味でも余韻を含んだ澄み切った音でなることなどです。
贅沢な希望を書きましたが、ジェネシスサウンドのアイテムに可能性を感じております。
それではまた。
2006/08/08
先日は細かいアドバイスをありがとうございました。いろいろなご指摘がありましたので、おもにHK−1の貼り方を工夫しています。
・エンクロージャー(タンノイ)の縁付近(前面左右の辺の上と下)に貼るとふくらみをもった音になりました。いったん外していた同軸ユニットのフレーム上部のHK−1は半分の大きさにしました。けれどもっと大きい(長い)方がいいかもしれません。
・CK−1の木目方向を揃えようと確認したところ、天井のピース(高いのでこの次にします)をのぞいて皆左右方向に揃っていました。偶然とはいえ安心したところです。
いろいろやっているうちにCK−1をダブルで使ってみたくなり、先ほど注文を出しました。そこでダブルで使うときの注意点を教えてください。それに、なぜ左後部だけが置き方が違うのでしょうか?お答えいただける範囲でけっこうですのでお願いいたします。
TK−1のあれこれについてはそれから先にしたいと思っています。
それではまた。
2006/08/15
先日はメールでの丁寧なアドバイスをありがとうございました。少々試みたことなどをお伝えしたいと思います。
CK−1のダブル使用は思うような効果を上げられませんでした。ちょっと効き過ぎてしまうのです。音がもりもりしてしまうし、共鳴感が強すぎるようです。過ぎたるは及ばざるがごとしというところでしょうか。結局、CK−1は1組で使い、ピースの木目の向きは4個ともSPに平行なのがもっとも自然でバランスがとれるようです。
ちなみに木目を縦向きにするとシャープにまとまり、中心に向けるとどちらともいえない感じになりました。
CK−1をCDPやDACにも応用してみましたが、元気な音にはなりますが好ましく感じられませんでしたので止めています。
HK−1をカンタベリーのバスレフチューニングポートのスリット(私は密閉で使っておりコーキングした後、黒の目隠しのゴムを挟んでいます)に四隅に貼っていて、量をだんだんと減らしていってバランスをとりました。これも貼る箇所や量が多すぎると音がふくらみすぎて不自然になります。今のところがベストに感じられます。
TK−1についてのバリエーションはまだ試みていませんが、現在の音がほぼ満足のいくものとなりましたので、しばらくこのままで聞いていて余裕ができたときにでも試してみましょう。
私の持論ですが、こうした有効な効果を持ったものの使用はできるだけ少なめに使ってうまくまとめるということです。それにしてもジェネシスサウンドのアイテムは優れた効果を発揮しますね。私のところで鳴っている再生された音楽を、アトリエオーラの皆さんにぜひ聴いていただきたいものだと思っております。
それでは失礼いたします。 |